私の生前整理、はじめました

このブログでは、私の生前整理をテーマに発信しています。

40代の私は、少しずつ子供の手も離れ、両親も70代に入りました。

誰でもそうですが、人生、明日はどうなるかわかりません。

突然の事故で入院したり、病気で余命宣告を受けるかもしれません。

さらに今後、大きな災害にまきこまれる可能性もゼロではないと思います。

そして人間は必ず「いつか死を迎える」のが当たり前。

毎日なんとなく暮らしていると、その「当たり前の死」を忘れてしまいます。

私や家族もそうですが、今日は元気でも、これから先ずっと元気とは限らいなのです。

そこで、親の終活も大事ですが、その前に、まずは自分の生前整理についてまとめました。

はじめに

「もし明日、私が突然死んでしまったら…?」

そんな想像をしたことがありますか?

40代、共働き、子育て中の私は、毎日忙しく過ぎていく中で、自分の「もしも」なんて後回しにしていました。

でも、もし今、急に私がいなくなったら、確実に家族は困るにちがいないと思います。

今回は、「自分のもしも」を悲観的に考えず、私に何かあった時に家族は何に困るのか?

私がこれから準備するべき「7つの生前整理」をご紹介します。

【1】家族が困らない「お金情報」をまとめておく

我が家の家計管理は、私が担当です。

夫はお金の管理が苦手だからと言って、何度も共有はしましたが、結局は私がすべて管理している状態でした。

私たちが日々使っている銀行口座、クレジットカード、保険、電子マネー、ポイント、サブスクなど。

全ての情報を把握しているのは私だけ。

もし私が突然いなくなっても、家族は悲しみの中で「いつもの暮らし」を続けなければいけません。

せめて、主要な口座や保険、支払い情報だけでも、ノートやスマホのメモアプリにまとめておくだけでも安心です。

「ここを見ればわかるよ」という場所を1つ決めておく。それだけでも、家族の負担は大きく減らせます。

【2】子ども・家族の「連絡先・手続き情報」を残す

子供の学校や習い事、自分の職場、役所関係。日常的な連絡を担っているのが私なら、私がいなくなった途端、家族は誰にどう連絡していいか分からなくなるかもしれません。

特に子ども関連は母親が主担当になりやすいので、最低限の「連絡リスト」や「いつ・何を・どこへ」が分かるメモを残しておくのが◎。

これは大げさでなく、残された家族の混乱を防ぐ「命綱」になります。

【3】スマホとPCの「デジタル遺品」を整理する

写真、LINE、SNS、クラウド、ネットバンク…。スマホやパソコンには、私の大切な情報がぎっしり詰まっています。

でも、ロック解除の方法を誰にも伝えていなければ、それらはすべて“開かずの扉”になってしまいます。

大切な家族写真も、手続きに必要な書類も、見つけられないかもしれません。

IDやパスワードの管理方法、ロック解除方法などは、エンディングノートやパスワード管理ツールにまとめておくと安心です。

【4】「家の中のモノ」を少しずつ減らしておく

いつか使うかも…と取っておいたモノ、それらは本当に必要でしょうか?

私だけが知っている物や思い出の品は、遺された家族にとっては「捨てづらいゴミ」になってしまうこともあります。

まずは、“いま使ってない物”から少しずつ整理を始めましょう。特に衣類・書類・本・日用品などは減らしやすいです。

これは未来の家族を助ける「思いやり」でもあります。

【5】家族への「気持ちのメッセージ」を準備する

万が一の時、家族に「伝えたかったこと」が伝えられないままでは心残りです。

「ありがとう」「ごめんね」「大好きだよ」——そんな一言でさえ、後に残る心の支えになります。

手紙を書いてもいいし、スマホの下書きにメッセージを残すだけでもOK。

書くことで、今の自分の気持ちも整理されます。

【6】遺された後の「流れ」をイメージしておく

葬儀、保険、手続き、相続…。遺された家族が最初に直面するのは、現実的な“段取り”です。

簡単にでも流れを知っておくことで、「どこまで準備しておけばいいか」が見えてきます。

エンディングノートに「希望すること」「頼りたい人」「伝えておきたいこと」を少しずつ書いていきましょう。

全部完璧じゃなくて大丈夫。“知っている”だけでも十分役立ちます。

【7】「今」を大切に、後悔しない関わり方をする

最後のステップは、モノでも情報でもなく「心」です。

日々の忙しさで、つい子どもに強く言ってしまったり、夫との会話が減ったり。でも、今日が最後の日だったらどうする?

「ありがとう」や「ごめんね」をその日のうちに伝える。そうやって“後悔しない毎日”を意識することこそ、生前整理の一番の大事な部分かもしれません。

おわりに

「生前整理」と聞くと、終わりの準備のようでちょっと気分がのらないかもしれません。

でも実際は、“今を生きる自分と家族のため”の整理だと感じています。

私がいなくても、家族が困らないように準備することで、自分も家族の不安も減らせます。